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2022.12.02 予算委員会での質疑 | 福島みずほ公式サイト(社民党 参議院議員 比例区)

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○福島みずほ君

立憲・社民の福島みずほです。
杉田水脈さんは、二〇一四年十月三十一日、衆議院の本会議にて、「男女平等は、絶対に実現し得ない、反道徳の妄想です。」と言っています。どういう意味ですか。

○国務大臣(松本剛明君)

恐れ入ります。福島委員にまず、この間の経緯について簡単に御説明だけさせていただけたらと思って発言をさせていただきます。杉田政務官からはこれまでの発言について話を聞きましたところ、チマチョゴリやアイヌの民族の衣装のコスプレおばさん、LGBTには生産性がないといった表現について、政務官本人が、拙い表現によって人を傷つけてしまったことについて重く受け止め、反省していると申しましたので、これを受けまして私から、内閣の方針に鑑みて、傷つかれた方々に謝罪をし、そうした発言を取り消すようにというふうに申し渡したところでございます。

これに対しまして、杉田政務官からは、内閣の一員として大臣の指示に従う立場であるということは理解をしているということで、受け入れられたということでございますので、私から官房長官に、杉田政務官のこれまでの発言に関し、私からの指示に従い、謝罪し、撤回することとなった旨を報告したところであります。まずはこのことを、この場におきまして経緯の御報告をと思って申し上げさせていただきました。以上です。

○福島みずほ君

本会議での発言の意味は、杉田さん、どういう意味ですか。

○大臣政務官(杉田水脈君)

まずは私からも、私の過去の発言などに対する厳しい御指摘、御批判について重く受け止めております。過去の配慮を欠いた表現、そういったことを反省するとともに、松本総務大臣から私に対し、傷つかれた方々に対し謝罪し、そうした表現を取り消すように指示がありました。私としても、内閣の一員としてそれに従い、傷つかれた方々に謝罪し、そうした表現を取り消します。その上で、福島委員の御質問にお答えいたします。御指摘の発言については、当時、現在とは異なる政党に所属をしており、私がその党を代表して内閣提出の法律案について質問した際の発言でございます。現在は、内閣の一員として、男女共同参画は我が国の重要かつ確固たる方針であり、全ての人が生きがいを感じられる多様性のある社会を実現するために重要であると認識しており、その実現に向けて努力してまいりたいというふうに思っております。

○福島みずほ君
理解できません。党は変わっても、あなたはあなたでしょう。どういう発言ですか、これは。

○大臣政務官(杉田水脈君)
繰り返しになりますが、その党を代表しての発言でございます。また、今後とも、全ての人が生きがいを感じられる多様性のある社会の実現に向けて努力してまいりたいと思っております。

○福島みずほ君
答えてください。どういう意味ですか。あなたはあなたでしょう。

○国務大臣(松本剛明君)
福島委員の御指摘も含めまして、これまでの杉田議員の発言について、先ほども申しましたように、拙い表現である、また人を傷つけるような側面があることにつきまして確認をした上で、私の方からも指示をし、しかるべき対応をするようにしてまいりたいと思っております。過去の……(発言する者あり)

○委員長(末松信介君)
静粛に願います。

○国務大臣(松本剛明君)
現在とは異なる政党での言わば主張につきましては党の立場からのものであるというふうに考えますが、委員からの御指摘も含めて、過去の発言については、私どもの中でも改めて精査をした上でしかるべき対応をさせていただきたいと思っておりますので、何とぞ御理解をいただけたらと思っております。

○福島みずほ君
本会議でこの発言聞いて、総理、どう思いましたか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
ちょっと当時の記録、あっ、記憶、定かではありませんが、御指摘の発言、これは、私あるいは政府あるいは与党の立場とは異なる発言であると認識をいたします。

○福島みずほ君
総理、なぜこの発言知っていて任命したんですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
総務大臣政務官は、行政の管理そして統計等の役割を果たす職務であります。そうした職務を果たすに能力を持っているかどうか、こうした判断で人事が行われた次第であります。

○福島みずほ君
女性差別は反道徳の妄想だと言う人は内閣の一員としてふさわしいんですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
これも再三申し上げておりますが、この内閣の一員になる前の様々な発言と別の党にいたときの発言、これらは政治家の責任として自ら説明責任を果たしていくことが大事だということを申し上げています。政治家の責任で、発言についてはしっかり説明責任を果たし、政治の信頼を確保しなければならない、このように思います。そして、政府の一員になった以上は政府の方針に従って職務に専念してもらわなければならない、このように申し上げております。

○福島みずほ君
様々な差別発言をして、本会議でも言って、何で任命したんですか。

○国務大臣(松本剛明君)
繰り返しになる部分もございますが、御案内のとおり、国家行政組織法上、大臣政務官の任命について各大臣は申出をすることはできることになっているかと思いますので、私は、一端の、責任の一端があるということで、今このようにお話をさせていただいているところでございます。

改めて、繰り返しの部分はできるだけ短く申し上げますが、政府の一員として自覚をこれまでも持って仕事をしてきてくれているものと思っておりますが、今回のことにつきましても、やはり人を傷つけることもあるということで、改めて私から、その言葉、表現をおわびをし、取り消すようにと申したことは、政府の一員の自覚を持って受け入れて、先ほども答弁を申し上げたとおりでございます。

今後も、今現在は政府の一員として、政府の施策を理解し、しっかりと対応してくれていると思っておりますが、過去の発言について引き続き何らかの対応が必要であるかどうかにつきましては、今日いただきました御指摘も含めて精査をいたしまして、適切に対応させていただきたいと思いますので、どうぞ御理解をいただけたらと思います。

○福島みずほ君
十一月三十日、塩村あやかさんの質問に対して、杉田さんは、日本には命に関わるひどい女性差別は存在しないと言いました。政務官の発言です。そうなんですか。杉田さんです。

○大臣政務官(杉田水脈君)
御指摘の件につきましては、かつて国連の人権委員会においてスピーチを行った際の考え方を述べたものであり、世界各国には日本と比べて女性が厳しい立場に置かれている国々があるという、そういう趣旨でございました。私自身の表現が拙かったことを重く受け止め、反省しております。今後はこうしたことがないように、誠心誠意努めてまいりたいと考えております。私自身、女性に対する暴力はあってはならないものと考えております。また、ドメスティック・バイオレンスなどの暴力に関しても重大な問題であると認識しております。

○福島みずほ君
過去の発言も問題ですが、政務官として三十日に発言した問題を問題にしています。杉田さん、日本には命に関わるひどい女性差別はないんですか。

○国務大臣(松本剛明君)
本件についても私から確認をいたしましたが……(発言する者あり)

○委員長(末松信介君)
一旦聞いてください。

○国務大臣(松本剛明君)
過去の発言をどういう趣旨で発言をしたかを説明したものでありますので、現在のところは、先ほど申しましたように、女性差別、ドメスティック・バイオレンスについても……(発言する者あり)

○委員長(末松信介君)
静粛に願います。

○国務大臣(松本剛明君)
自覚を持って対応してくれるものと思っておりますし、そのようにするように、私も責任を持って対応させていただきたいと思います。(発言する者あり)

○委員長(末松信介君)
静粛に願います。

○大臣政務官(杉田水脈君)
女性差別がより深刻な国があることを強調したいための表現でありました。実際に我が国においても、DVや性暴力によって命を落とす女性がいることはゆゆしき問題であり、あってはならないことだというふうに考えております。私自身、表現が拙かったことを重く受け止め、反省しております。今後はこうしたことがないように、誠心誠意努めてまいりたいと考えております。

○福島みずほ君
二日前の話ですよ、命に関わるひどい女性差別は存在しない。DVがあるじゃないですか。自殺する女性がいるじゃないですか。そんな認識で政務官やれないですよ。こんな人を政務官でいいんですか、大臣、総理。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
おっしゃるように、日本の国においては、DVを始め深刻な事態の中で命を落とされる方がおられる、それを深刻に受け止める、これが政府の立場であります。今、大臣政務官の方からも、表現が至らなかった、拙かった、そのことによって誤った発信になってしまったことについて、この説明、釈明がありました。是非、政府の方針に従って、その立場で職責を果たしてもらいたいと思っています。

○福島みずほ君
女性差別は存在しないと言ったんですよ、二日前。総理、それでいいんですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
命を落とすような差別は存在しないという発言だったと承知をしています。そのことは、先ほど申し上げたように、日本の実態に、実態に合った発言ではないと私は思います。そして、御自身、本人も、その発言が拙かったということで釈明をされたということであります。

○福島みずほ君
総理、日本の実態に合わないんだったら、内閣の一員としてふさわしくないんじゃないですか。更迭すべきじゃないですか。

○委員長(末松信介君)
じゃ、松本総務大臣。先に手挙がっていましたので指名します。(発言する者あり)静粛に願います。

○国務大臣(松本剛明君)
改めて、私も同席をしておりましたが、本人は過去の発言の説明をしたつもりであったかというふうに思いますが、今日申し上げたように、現状の認識をしっかりとそのときに申し上げるべきだったという意味では、そのことも含めて、表現が拙かった、至らなかった点はあると思いますので、私も同じ省に勤める政務として、しっかりと今後もよく注意をし、指導をしてまいりたいと思いますので、何とぞ御理解を賜れれば有り難いと思います。以上です。

○福島みずほ君
表現が至らなかったんじゃないんですよ。差別発言なんですよ。それを何で松本さん、岸田さん、かばうんですか。いいかげんにしてください。こんなんで内閣の信頼ないですよ。総理、どうですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
大臣政務官の任免は、その省の長である大臣の申出により、内閣が行う、このように定められています。その法律に従って、総務大臣政務官としての能力、行政に対する管理、評価、あるいは統計、こうした役割を果たせるかどうか、これを考え、こうした職責を果たすだけの能力を持った人物だということで判断をいたしました。就任して、する前の発言については、本人の説明責任でしっかりとこの説明をしてもらわなければならない、内閣の一員になった以上は内閣の方針に従って言動をしてもらわなければいけない、この点は徹底してもらわなければならないと考えています。

○福島みずほ君
総理、理解していないですよ。差別発言を繰り返してきた人をなぜ任命したのか。政務官になってからもまだ差別発言をしている。合わないんですよ。これを何でかばうんですか。あり得ないですよ。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
何で任命をしたかということについては先ほど来申し上げております。総務大臣政務官の職責を果たす能力を持っているかどうかという判断の下に、大臣の申出によって内閣がこの任免を行った、あっ、任官を行った、こうしたことであります。そして、内閣の一員になった以上は政府の方針に従ってもらわなければならない、このように申し上げております。

○福島みずほ君
能力があれば、差別発言繰り返した人でもいいんですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
内閣の一員になった以上は内閣の考え方、方針に従ってもらう、これを徹底してもらわなければならないと思っています。その過去の、過去の言動については政治家としてしっかり説明責任を果たしてもらう、これを徹底してもらうことが重要であると考えています。

○福島みずほ君
杉田さんの問題があります。でも、度重なる差別発言を知りながら何で任命したんですか。しかも、政務官になってからも、とんちんかんな、日本に命に関わる女性差別はないと言っているじゃないですか。二日前ですよ。資質が、総理の資質が問われますよ。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
あの二日前の発言のやり取り、過去の発言について御指摘をいただいた上でのやり取りの中の発言であったと思いますが、これは、大臣政務官に就任した後の発言ということであるならば、これはこの政府の方針にしっかりと従ってもらわなければならない、改めて強く感じます。その発言が、二日前は、たしか過去の発言について様々な御指摘をいただいた中でのやり取りであったと記憶しています。今、先ほど申し上げたように、就任前と後、これはしっかりと峻別してそれぞれ責任を果たしてもらわなければならない、そういったこの政府の方針にしっかり従ってもらいたいと思っています。

○福島みずほ君
命に関わるひどい女性差別はないという今の認識を杉田さんが示したんじゃないですか。

○大臣政務官(杉田水脈君)
二日前は、やり取りの中で過去の発言についての説明を求められましたので、その発言はこういう意味で言いましたということで申し上げました。今現在の考え方ではないということを発言しておきたいと思います。

○福島みずほ君
杉田さん、謝罪と撤回ですが、どこの部分の発言を撤回、謝罪をされるんですか。どういう形で誰に対してやるんですか。なぜですか。(発言する者あり)

○委員長(末松信介君)
静粛に願います。

○国務大臣(松本剛明君)
繰り返しになりますので簡潔に申し上げますが、まずは、先般の委員会で私が対応すべきだと考えたチマチョゴリやアイヌなどの民族衣装に関する発言、そして生産性、LGBTには生産性がないという発言について、本人に、言葉を、傷つけた方々に対しおわびをし、取り消すように指示をいたしました。それ以外の発言について、改めて私も総務大臣という立場から総務大臣政務官に対しまして確認をした上、精査をした上で、しかるべき対応はしっかりとやってまいりたいと思っております。

○福島みずほ君
杉田さんはどの部分の発言を撤回、謝罪されるんですか。

○大臣政務官(杉田水脈君)
先ほど大臣が説明してくださったとおりでございますが、LGBTは生産性がないという部分と、それから、アイヌ、チマチョゴリなどの民族衣装についてやゆした部分につきまして、謝罪と撤回をさせていただきました。

○福島みずほ君
保育園のコミンテルンの問題や、選択的夫婦別姓は家族を解体することや、女性差別撤廃条約、それから、さっき言った本会議での発言、これらの様々な発言も撤回されるんですか。伊藤詩織さんのいいねを押したことも撤回されるんですか。どこまで撤回、謝罪するんですか。

○委員長(末松信介君)
それでは、松本総務大臣、一旦お願いいたします。

○国務大臣(松本剛明君)
今お話がありましたコミンテルンについては、前回の委員会で事実と異なるので撤回をすると申したというふうに私は記憶をいたしておりますが、そのような発言につきましては、今御指摘があったことも踏まえて、これまでの他の発言と同様に、しかるべき対応は必ずするように、私ども、していきたいと思います。誰にということでございますが、個々についてはそれぞれですが、この言葉によってまずは傷つけられた方々にどういう形でお伝えできるかは考えなければいけませんが、おわびできるようにしてまいりたいと、このように考えておるところでございます。

○福島みずほ君
杉田さん本人はどうですか。

○大臣政務官(杉田水脈君)
先ほど申し上げました立場に立って、従来の発言についても精査して、適正に対応してまいりたいと考えております。

○福島みずほ君
女性差別の発言など、本当にたくさんしているじゃないですか。これから精査してなんてあり得ないですよ。すぐ謝罪、撤回すべきですが、たくさんの発言を謝罪、撤回して、そしてどうするんですか。これ、いつまでにやるんですか。杉田さん、いつまでやるんですか。

○委員長(末松信介君)
できるだけ的確に、心を込めて御答弁ください。

○大臣政務官(杉田水脈君)
はい。従来の発言について、できるだけ時間を掛けずに精査して、適切に対応してまいりたいと思っております。

○福島みずほ君
謝罪、撤回ですが、これ、至らなかったんじゃなくて、差別発言です。差別発言だったということを、杉田さん、お認めになられますか。

○委員長(末松信介君)
まずは、上司として、松本総務大臣、お答えください。

○国務大臣(松本剛明君)
おっしゃったように、言葉、大変難しく、今、福島委員からありましたように、差別と受け取られかねないことも含めて、拙い表現であったというふうに、私は、言葉を取り消すように申し渡したつもりでございます。今御指摘があったそのような発言につきましても、おっしゃったように、不当な差別が認められないことは申し上げるまでもないことでありますので、そのように受け止められる言葉が、有無も含めて、しかるべき対応をさせていただけたらと思っております。

○福島みずほ君
受け止めかねないじゃないんですよ。差別発言なんですよ。ヘイトスピーチなんですよ。だから問題にしているんです。杉田さん、これをまさに差別だと認めて撤回、謝罪するということでよろしいですか。

○大臣政務官(杉田水脈君)
それも含め、しっかり精査して対応してまいりたいと思います。

○福島みずほ君
差別と認めて撤回、謝罪しない限り駄目ですよ。総理、これ、総理の資質が問われています。内閣の一員として不適格です。罷免すべきじゃないですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
内閣の一員になった以上は、政府の方針に従ってもらわなければなりません。過去の発言については、政治家の責任で説明責任を果たしてもらわなければなりません。それぞれ責任を果たしてもらいたいと思っています。

○福島みずほ君
内閣として不適格です。そして、報告を委員会に求めるよう求めます。

○委員長(末松信介君)
後刻理事会で協議をいたします。

○福島みずほ君
罷免すべきだ。罷免しかないですよ。それを強く求めていきます。この内閣、信用できないですよ。ヘイトスピーチやる人間が内閣にいて、内閣への信頼できるわけないじゃないですか。次に、敵基地攻撃について質問をいたします。一九七二年、田中角栄総理大臣は、敵基地攻撃に関しては専守防衛に反するから基本方針としてやらないと言っています。総理、年末にまとめる安保三文書に敵基地攻撃能力の保有を明記しますか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
日本の防衛力の強化について改めて議論しなければいけないということで、新国家安全保障戦略を始めとする安全保障文書の策定を今急がせているところであります。その中にあって、我が国に対するミサイルの飛来等を考えますときに、ミサイルの技術の進歩にしっかりと対応した装備が備えられているか、これを議論しなければならない、その際にはあらゆる選択肢を排除して議論するべきだ、こうしたことを申し上げています。今、その議論が行われています。内容と予算とそして財源と、この三つを一体的に年末までに結論を出していきたいと考えています。

○福島みずほ君
国是の専守防衛に反すると言われてきたわけです。これを変えるのは、百八十度専守防衛を変えるものです。それについてなぜ国会で明言しないんですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
専守防衛という考え方は変えないということを再三申し上げております。今、日本の国民の命や暮らしを守るためにどのような防衛力が必要なのか、これを議論しています。この議論は大変重要な議論だと思いますが、憲法あるいは国際法、さらには平和安全法制とする国内法の範囲内での議論を行う、これは当然のことであります。専守防衛は、この日本国の憲法に基づく我が国の安全保障の姿勢として大変重要な姿勢であると考えております。これは全く変えるつもりはありません。

○福島みずほ君
総理大臣が国会の本会議でできないと言っているんです。それを変えるんですか。専守防衛守ると言いながら、実は専守防衛変えるんですよ。総理、武力攻撃、あっ、敵基地攻撃をする場合の要件、武力行使三要件になるんですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
この反撃能力、かつては敵基地攻撃能力という言葉が使われておりましたが、これは昭和三十年代から続く議論であります。憲法の範囲内でこうした対応ができる、こうした議論が行われてきました。いずれにせよ、どのようなこの日本の防衛力の強化が用意されるといたしましても、先ほど申し上げましたように、憲法、国際法、国内法の範囲内で議論をすることになります。よって、おっしゃるように、我が国の武力行使につきましては新三要件に基づいて武力行使を行う、これが我が国の基本的な立場であります。どのような武力の行使が行われるとしてもこの新要件の範囲内で行われる、これは当然のことであると考えています。

○福島みずほ君
安保関連法、戦争法による新三要件は、存立危機事態、日本が攻撃を受けていなくても武力行使ができる。総理、集団的自衛権の行使で敵基地を攻撃できるということですね。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
憲法、国際法、国内法の範囲内で議論をするということを申し上げています。そして今、議論が今続いています。今の段階で、具体的にこうしたことができるできない、そもそもどのようなこの防衛力の強化を行うのか議論の最中でありますので、今この場でそれを申し上げることは適切ではないと思っています。

○福島みずほ君
総理は答弁で、新三要件の下でできると言ったじゃないですか。存立危機事態で、日本が攻撃を受けていなくて、そして敵基地攻撃できるんでしょう。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
新三要件を始めとする憲法、国際法、国内法の要請の範囲内で議論を行うということであり、具体的にどのような装備を日本として備えるのか、あらゆる選択肢を排除せず議論を行う、この議論を行っているわけです。これは、今申し上げた範囲内で結論を出す、これは当然のことであるということを再三申し上げております。

○福島みずほ君
今日、自公でこの敵基地攻撃も含めて合意をするというふうに報道がされています。総理、年末に三文書をやるときに、国会閉会中、閣議決定だけで専守防衛を百八十度変える、この明記をするんですか。国会無視じゃないですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
これは、日本の法律、ルールの中で、政府として判断すべき事柄を決断する上で、そのルールの、ルールの範囲内で行う、これは当然のことであります。政府として、しかるべき手続に基づいて、閣議決定ほか様々な手続を進めてまいります。

○福島みずほ君
極めて重要なことを、総理は、あらゆる選択肢を排除せずと言って国会で説明しません。閉会中に閣議決定だけでやるとしたら、国会の議論がないじゃないですか。国会軽視ですよ。おかしいと思いませんか。国是を変える可能性があるんですよ。変えるんでしょう。どうですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
今申し上げておりますように、この国家安全保障戦略をめぐる議論等も、全て憲法、国際法、国内法の範囲内でこの議論をし、そして決定するということを申し上げています。国会においてこうした説明は再三申し上げておりますし、そして、引き続き、こうした国家安全保障戦略を決定したとしても、国会において様々な議論をしていただき、それに対しての考え方、国会の考え方、これを政府としてしっかり承り、受け止めさせていただきたいと思っています。

○福島みずほ君
先制攻撃しないと総理は言います。しかし、日本が攻撃されていないのに、存立危機事態で、例えばアメリカに対する攻撃、日本は攻撃されていないんですよ、敵基地をたたく攻撃するというのは、まさに先制攻撃じゃないですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
委員も御承知かと思いますが、国際法の議論の中で、先制攻撃の定義というのは誠に難しいものがあります。様々な学説があります。また、現実、主要国においても、先制攻撃の定義は自ら内々定めている国も数多くありますが、その中身も様々であります。よって、これ先制攻撃の判断というのは誠に難しい、これが現実であります。しかし、我が国として、先ほど申し上げましたように、憲法、国際法そして国内法の範囲内で我が国の防衛力を強化していく、こういった姿勢を国際社会にしっかり示していかなければなりません。よって、どんな装備を用意するにしても、こうした憲法等の要請の範囲内であるということ、これを国際社会にしっかり示していくことは重要であると思います。具体的なこのシステム、制度を考えるに当たっても、そうした国際社会から見て不透明なものであってはならないと思っています。

○福島みずほ君
安保関連法、戦争法によって集団的自衛権の行使をまさに認める法律を作りました。憲法違反で違憲です。そして、もう一回、敵基地をたたくということで専守防衛を踏みにじって、二重に違憲状態が発生する。総理は、憲法にのっとって、専守防衛でと言うけれど、先制攻撃しないと言うけれど、実際は、日本の国が攻められていないのに敵基地たたくんじゃないですか。これはまさに先制攻撃、専守防衛に反するじゃないですか。日本攻められていないんですよ。攻められる可能性もないんですよ。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
政府として申し上げているのは、我が国のこの厳しい安全保障環境の中で、特にミサイル技術の急速な進歩、発展によって我が国の国民の命や暮らしがリスクにさらされている、こういった状況の中で、どんどんと進化するミサイル技術にしっかり対応した我が国の防衛力が用意されているか、本当の意味で国民の命や暮らしを守ることができるかどうか、これを考えなければいけない。現在のミサイル迎撃システム、これを向上させることはもちろん重要でありますが、それで十分なのかということも含めて、国家安全保障戦略の議論の中でしっかり議論をし、そして政治の責任を果たすために何が求められるのか、あらゆる選択肢を排除せず議論をしていく、これがこの年末に向けての議論のありようであります。こうした考え方、国民の命を、暮らしを守るために現在のミサイル迎撃システムに何が加わることが必要なのか、こういった議論は、決して憲法あるいは国内法のこの議論と矛盾するものではないと思っています。専守防衛の姿勢もしっかり守ってまいります。先制攻撃ということにならないように、しっかりと新しいシステムについても考えてまいりたいと思っています。

○福島みずほ君
総理が幾ら、憲法の中で、専守防衛で、先制攻撃しないと言っても、実際、論理矛盾ですよ。集団的自衛権の行使でやるわけですから、対外的にどういうことのアピールになるのか。まさに、敵基地攻撃能力の保有、これ書くべきでないし、国会で今日の段階でも書くとか明言しないということは国会軽視で、問題だと思います。次に、防衛予算、六兆円を水増しして十一兆円にするという、総理、二%を指示をされました。あっ、水増し、ごめんなさい、まあ十一兆円にする。その二兆円に、十一兆円に関する積み上げ、改めて教えてください。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、年末に向けては、防衛力の内容と予算、財源、これを一体的に検討し、年末に結論を出していく、こうしたことを申し上げています。内容についての積み上げ、今年も年初からNSC、四大臣会合等において様々な議論を積み上げてきました。あわせて、国際的な防衛、安全保障の体制の比較ということで、GDP二%という数字が使われている。この国際的な比較ということについて、こうした額についても重視していかなければいけない、こうしたことを申し上げています。是非、この内容と予算とそして財源と、この三者を一体的に議論し、年末、結論を出していきたいと思っています。

○福島みずほ君
財源はどうするんですか。先日の報告書は、国債発行ではなくと言っています。国債発行は駄目だと言っているわけですが、なぜだとお考えですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
この間の報告書というのは有識者会議の報告書のことをおっしゃっているかと思いますが、有識者会議の報告書、これは大変貴重な提言を幾つもいただいたと、政府としてもしっかり受け止めているところですが、財源につきましては、年末に、緊急に整備すべき五か年の中期防衛力計画の規模、そして、将来にわたり強化された防衛力を安定的に維持するための令和九年度に向けての歳出歳入両面での財源確保を措置する、こうした形で政府としての方針を決定していきたいと思います。防衛力については、これを強化すること、もちろん大事ですが、これをしっかり維持すること、これが、これも大変重要なポイントであります。こうして中長期的に維持するためにふさわしい財源について考えていかなければならないと政府としては思っております。

○福島みずほ君
報告書はなぜ国債は駄目だと言っているとお思いですかという質問です。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
防衛力の財源には、財源につきましては、様々な議論があります。様々な考え方があります。その中長期的に、恒常的に維持するためにふさわしい財源は何なのかという議論の中で、国債がふさわしいのかどうか、こうした議論がある。こうした議論も参考にしながら、政府としてこの決定をしていきたいと思います。令和九年度に向けて、この歳出歳入両面でしっかり検討を行います。

○福島みずほ君
消費税は社会保障のためです。国債は、戦前、軍備費のために国債をたくさん発行して、国債は紙くずになりました。その反省があります。法人税、上げるんですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
先ほど申し上げました、防衛力を恒常的に維持していくためにふさわしい安定的な財源を考えていくことは重要だと申し上げております。具体的な税目等につきましては何もまだ決定をしておりませんし、この今申し上げた防衛力の維持にふさわしい財源というものをこれから引き続き議論していきたいと思っています。

○福島みずほ君
財源の当てがないのに二%指示するのは無責任じゃないですか。そして、六兆円だとしたら、別のところに使ってほしい。保育士さんの配置基準について質問いたします。四歳から、ちょっとお配りしている配付資料で、四歳から五歳は一人の保育士さんに三十人です。これ七十年前の基準なんです。これを例えば変えるのは、五百九十一億円で四、五歳児はできると、これ試算してもらいました。総理、保育士さん大変です。何と三十人を一人
で見なくちゃいけないんですよ。これ、変えるきじゃないですか。こういうところにお金使ってくださいよ。

○国務大臣(加藤勝信君)
福島委員御指摘の保育士の配置基準の改善、これは大変重要な課題だというふうに考えております。平成二十七年度に、三歳児に対する保育士の配置を二十対一から十五対一に改善した保育所に対して公定価格上の加算を設けたところであります。一方で、消費税分以外で財源を確保することとされているいわゆる〇・三兆円超の質の向上事項に含まれる一歳児や四歳、五歳児に対する保育士の配置改善については、残念ながら未実施であります。引き続き、安定的な財源の確保と併せて検討していかなきゃならないと思っております。なお、保育士の業務負担軽減のためには、保育士の補助を行う保育補助者の雇い上げに必要な費用、清掃、遊具の消毒等といった保育の周辺業務を行う保育支援者の雇い上げに必要な費用等に対する補助を行っており、これらの取組も含めて、引き続き保育士の皆さんの業務負担の軽減を図っていきたいと考えています。

○福島みずほ君
是非よろしくお願いします。来年、介護保険の改悪法が出てくるやにも言われています。こういう部分や、それから保育士さん、こういうところにこそ、総理大臣、お金使うべきじゃないですか。

○内閣総理大臣(岸田文雄君)
保育、介護を始め、この現場で頑張っている皆さんを支えていく、それに対して政府として公的価格という考え方に基づいてこうした処遇改善についてしっかり手厚く手当てをしていく、こうした方針を明らかにさせていただいています。是非、処遇面においても、こうした現場で働く皆さんが安心して働けるような政府の施策をしっ
かり検討し、追求していきたいと思っています。

○福島みずほ君
マイナンバーカードと健康保険証の一体化で、健康保険証、使い続けることができますか。

○国務大臣(加藤勝信君)
今回のマイナンバーと、マイナンバーカードと保険証の一体化、これはまさにそのマイナンバーカードで受診することのメリット、これをしっかり皆さんに波及をさせていく、そのために一体化を加速し、令和六年秋に保険証の廃止を目指すこととしたところであります。ただし、一体後、何らかの事情により手元にマイナンバーカードがない方が必要な保険診療等を受ける際の手続には様々なケースが考えられるわけでありますので、そのため、資格を確認する方法等、さらに細部の内容、対応について、充実させるための方策について広く国民の声を踏まえ、丁寧な検討を行うため、関係省庁による検討会を開催し、令和六年秋に向けての円滑な移行に向けて環境整備を図っていきたいと考えています。

○福島みずほ君
マイナンバーカードの取得は任意ですから一体化は問題だと思いますが、いかがですか。

○国務大臣(加藤勝信君)
マイナンバーカードはもちろん任意の取得ということが前提でありますが、一方で、先ほど申し上げましたように、マイナンバーカードと保険証の一体化について、マイナンバーカード一枚で医療機関を受診することで健康、医療に関する多くのデータに基づいたより良い医療が受けることが可能となる、あるいは医療機関においては保険資格の転記を自動化できるなど事務コストの削減等々のメリットがあるわけでありますので、こうしたメリットをしっかりとお示ししながら、先ほど申し上げた一体化を加速し、そして保険証の廃止を目指していきたいというふうに考えています。

○福島みずほ君
骨太方針、六月七日、そしてずうっと厚生労働委員会でも健康保険証は使い続けることができると答弁しています。健康保険証を使い続けることができるというのは国会の答弁なんですよ。これを守ってくださるように強く申し上げ、私の質問を終わります。

○委員長(末松信介君)
以上で福島みずほさん
の質疑は終了いたしました。(拍手)

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