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予算委員会 平成16年10月20日

161-参-予算委員会-2号 平成16年10月20日

○福島みずほ君 社民党の福島みずほです。
 まず、核燃料サイクルのコストについてお聞きをいたします。
 この予算委員会で、三月十七日、再処理のコストは十九兆円、しない場合のコストの試算はあるかと質問しました。そのような試算はありません、これが答弁でした。しかし、それは虚偽、間違っていました。これだけ資料が出てきて、十年前に通産省の審議会で議論し、このような試算は出さないようにしましょうと十年間隠ぺい、封印をしてきました。
 この点について、大臣、謝罪をお願いいたします。

○国務大臣(中川昭一君) 委員御指摘のとおり、本年三月十七日の福島委員の御質問に対して、当時のエネ庁長官がそういう資料はございませんという答弁をいたしました。その後、あの新聞等にも出ましたので調べたところ、答弁者で、答弁者並びに答弁作成者は、その時点でそういう平成六年の審議会の資料があるということを知らなかった。知らなかったからなかったというふうに作成し、そして答弁をしたわけでございますけれども、いずれにいたしましても、結果的に、福島委員のこの国会の正式の場における御質問に対して結果的に間違った答弁をしたということで、この場をおかりをして、福島委員、また原子力というのは国民の理解と信頼に基づくわけでございますから、そういう意味で国民の皆様におわびをし、と同時に、その両名並びにもう一名を七月付けで私から訓告並びに厳重注意、そしてその後、更に精査をいたしまして十人に、十人に対しまして私から厳重注意を八月に行ったところでございます。

○福島みずほ君 この予算委員会で虚偽の答弁がされたことは重大だと思います。
 違いますよ。この答弁書の作成者、安井正也さん、当時原子力政策課長、三月時点、十年前にこの部局の総括班長でした。知らないわけないですよ。これだけ審議会で議事録をやり、このような試算を出すと計画が通らない、再処理の計画が通らないからやめましょうという話合いを、議事録をお配りしておりますが、出しております。知っていたんじゃないですか。

○国務大臣(中川昭一君) ですから、今年の三月の答弁作成者は、今、福島委員御指摘のように、十年前の審議会、いわゆるその資料を、資料というか、この問題に取り組んだ審議会のときの担当課の総括班長でございましたけれども、しかし、その後の省内での徹底的な調査を省を挙げてやったわけでございまして、三月における答弁作成者である担当課長にも何回も長時間にわたって、知らないのかと、どうだったんだというふうに聞きましたが、答弁作成責任者、担当課長は知らないということでございまして、またそれを覆すだけの、全部で二十五人ほど徹底的に関係の職員を調べましたけれども、まだそれを否定する状況にはないということで、結果的に、その担当課長は知らないということを我々としては受け入れたということでございます。

○福島みずほ君 信じられるでしょうか。十年前、担当課の総括班長であった。そして、再処理のコストは十九兆円、しない場合のコストはそれよりもはるかに安いというのが出ていて、答弁の作成をその人がして、そんなこと知らなかった、そんなことはあり得ません。
 問題なのは、十年間、こういう議論を国会の中で、国民の皆さんの中で、地元で議論することを封殺をしてきた、そういうことです。このような計画は白紙にすべきではないですか。

○国務大臣(中川昭一君) 十分反省をし、おわびをした上で、言葉を正確に申し上げたいと思いますが、封殺をしていたということではございません。少なくとも答弁作成者と答弁者が知らなかったということでございまして、平成六年に、もちろん当時の通産省の審議会でございますから知っていた人間がいたと、そして、新聞等で公になったと。それにもかかわらず何のアクションも起こさなかったという者たち等に対して、一か月間の調査の上で処分をしたところでございます。
 他方、これが、先ほど申し上げたように、福島委員、あるいはまた本院、あるいはまた国民に対しておわびを申し上げるということは重ねて何回でも、これはこれでいいということはないというふうに思いますが、それはそれといたしまして、その後十年、現在に至るまで政府のきちっとした委員会あるいは経済産業省のいろいろな審議会を何十回もやってまいりまして、この核燃料サイクルというものは我が国において必要なシステムである。もちろん、その必要なシステムである前提としては、安全性あるいはまた国民の信頼、あるいはまた環境の配慮、経済性、その他いろんな観点からチェックを現在やっているところでございますけれども、少なくとも、昨年のエネルギー基本計画、政府で決定いたしましたエネルギー基本計画におきましては、この核燃サイクルを含めた原子力エネルギーというものは、我が国においては、先ほど申し上げた安全性と国民の理解、信頼というものを前提という上で必要なものであるというのが政府の方針でございます。

○福島みずほ君 重要な政策決定については資料を出し、きちっと国民に説明をすべきです。国民の信頼をかち得るということに十年前に失敗をしています。審議会で出さない方がいいという議論をしております。
 ところで、日本原燃の有価証券報告書の事業等のリスクのところでは、「再処理事業については、今後の各種試験及び再処理事業の操業が工程どおり進捗することが困難となる可能性があります。」となっています。
 ところで、十九兆円お金をつぎ込む、四十一兆しか今税収がないところで今後十九兆円お金をつぎ込み、破綻したらだれがリスクを負うんですか。

○国務大臣(中川昭一君) 先ほどやめた方がいいというお話がありましたが、破綻をしたらというと、その関係をちょっともう一度教えてください。

○福島みずほ君 再処理に突き進み、この事業計画が破綻をした場合のリスクはだれが負うんでしょうか。

○国務大臣(中川昭一君) 先ほど総理からも、絶対に安全とかそういうことはないという御答弁が別の件でございましたけれども、我々も、この原子力という巨大エネルギーを扱うシステムですから、安全神話というものに安易に頼ってはならない、厳しい緊張関係を持ってやっていかなければならないということを最近特に私を始め関係する行政あるいは当事者には申し上げているところでございます。したがって、絶対ということはありませんけれども、審議会でのいろいろな御意見、あるいはまた今検討をいただいております原子力委員会での御意見等を踏まえた上で最終的な判断はいたしますけれども、我々は、安全性というものを前提にして、そしていろいろな先ほど申し上げた四つのケースを十の一つのチェックを掛けながら、最終的な判断を原子力委員会でしていただいた上で最終的な判断をするわけでございますけれども、しかし、我々は破綻ということがないように最善の努力をしていくという決意でございます。

○福島みずほ君 再処理は通常の原子力発電より危険です。また、プルトニウムをなぜ取り出すのか、当てがありません。また、コスト高、十九兆円、コスト高です。十年前の審議会では、電気事業者たちがコスト高でも自分たちの経常資金を割いても再処理事業に投入していく必要があると断言しています。私は、税金は一円も使うべきではない、十九兆円に国が面倒を見るべきではないと主張します。
 これらの理由から、再処理という政策を経済産業省は十年前のことも踏まえて見直すべきだと考えますが、いかがでしょうか。

○国務大臣(中川昭一君) 十年前のことは十年前のこととして改めておわびを申し上げます。十年前のことといいますよりは、十年前のことについて今年の三月に答弁を結果的に間違ってしまったということについてはおわびを申し上げます。
 それはそれといたしましてと言うとまた怒られるのかもしれませんけれども、それから、事実関係としては、十年間ずっと専門家の皆さん、あるいはまた国会での御議論、そして国民的ないろいろな御関心、マスコミ等のいろいろな報道等々も十年間という、またそこからの蓄積もあるわけでございますから、そういう意味で、我々はそれを踏まえた上で昨年エネルギーの基本計画というものを策定し、そしてまた現在、この核燃サイクルについて、先ほど申し上げた全量をサイクルに回す場合、あるいは全量を直接処分する場合、一部サイクルに回して一部を処分する場合、あるいはまた今後少し検討しようという四つのケースについて、先ほど申し上げた十のチェックポイントで今専門家の皆様方に御検討を、原子力委員会の中で検討していただいておりますので、その結果も踏まえてやっていきたいというふうに考えております。

○福島みずほ君 十九兆円のお金をつぎ込むことは今ならまだ引き返せます。やめるよう強く要求します。
 次に、基地のトランスフォーメーションについてお聞きをいたします。
 座間、神奈川県座間になぜアメリカ・ワシントンから米軍の司令部が来るのでしょうか。日本はいつからアメリカの州になったんでしょうか。

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