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『虎に翼』② | 福島みずほ公式サイト(社民党 参議院議員 比例区)

朝のドラマ「虎に翼」の中で、航一さんが総力戦研究所に勤めていたことを話す。実際、三渕嘉子さんのお連合いの三渕乾太郎さんは、この総力戦研究所に属し、「模擬内閣」で司法大臣となっている。「机上演習」をし、この総力戦研究所の結論は、「日本必敗」である。しかし、その結論は、握りつぶされ、表に出ず、日本は戦争に突入をする。
その結果、日本人で300万人、アジアで2000万人といわれる人たちが亡くなった。

航一さんはそのことを抱えて生きてきたのである。

私は、このドラマを見ながら今のことを本当に思う。

2022年12月に閣議決定をした安保三文書と2024年の防衛白書を読むと、戦争のできる国から戦争をする国にひた走っているように思える。

与那国、石垣島、宮古島、沖縄本島、屋久島、馬毛島、種子島、奄美大島などの島々を歩いてきた。激変する島々。軍事要塞化が進んでいる。
何度も日米合同演習が行われている。沖縄南西諸島で戦争が起きることを念頭に日米合同演習が進められているのではないか。

2021年12月24日、琉球新報、沖縄タイムズにスクープ記事が出る。米軍は、ごく少人数の人間で撃っては逃げ、撃っては逃げ、島々を転戦しながら戦争をするというものである。これを見た沖縄の人々は、もう一度沖縄南西諸島が戦場になると、戦争を起こさせないために本当に頑張っている。

沖縄南西諸島だけではもちろんない。大分では湯布院に長距離ミサイルが設置されようとしている。全国に弾薬庫が作られている。
集団的自衛権の行使で敵基地攻撃をすれば、相手国からは、先制攻撃とみなされ日本が反撃をされる可能性はある。沖縄南西諸島が、日本全体が戦火に塗れることもあり得るのである。また、日本は貿易立国であり、さらに食料自給率は37%でしかない。原発も林立をしている。

戦争はどこの地でも決してしてはならない。日本は本当に戦争に不向きな国である。

戦争を止めたいと心から思う。
アメリカも中国も戦場にはならないだろう。沖縄南西諸島が、日本が、戦場になる可能性がある。
日本にとって負ける、何の得にもならない日本が戦場となる悲惨な戦争である。
はて?

何のために?
アメリカが命ずるから?

今、総力戦研究所があったらどんな結論を出すか。

2度と戦争しない。どこでも戦争しない。
そのために政治があり、民主主義がある。

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