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『虎に翼』③ | 福島みずほ公式サイト(社民党 参議院議員 比例区)

心揺さぶられ、心に突き刺さり、泣いたり、笑ったり、怒ったり、同時進行で生きてきたという感じがします。

このドラマを見ていて、法学部の大教室で授業を聞いていたことを思い出したり、司法試験受験を思い出したり、司法修習のとき、弁護士になったばかりのこと、名前を変えたくなくて、事実婚でパートナーと一緒に暮らし子どもを生んだこと、働いて、活動しながらのパートナーと一緒の子育て、離婚やセクシャルハラスメントなどの依頼者や原告たちとの取り組み、選択的夫婦別姓をはじめ、法律を変えようと取り組んできたこと、DV防止法の制定、裁判所とのやりとりなどなど、たくさんのことを思い出し、揺さぶられました。

刑法の尊属殺人の規定は違憲であり、削除されたと簡単に思っていたけれども、そしてその理由となった事件のことは知っていたけれども、戦後すぐに合憲であり、違憲とするためにここまでたくさんの人が努力をし続けたのだということが改めて見に染みました。三渕嘉子さんが関わった原発裁判についても改めて判決を読んで、その思いや先見性に打たれました。

法の平等を規定した憲法14条、憲法24条、憲法9条などが改めて心に染みました。

そしてまだまだまだまだ憲法が生かされていない、実現していないからこそ、そのためにがんばろうと思いました。

そして、「はて?」と言いながら声を上げ、変えていくことの大切さを思いました。
もっともっと発信していかなければという感じです。
日本全国のさまざまな人たちが「はて?」とさまざまな現場で声を出していくことで、この社会が凄まじく変わっていくだろう。

私に翼、あなたに翼、みんなに翼。あなたは生まれた時から力がある。

そして、もう一つ思っているのは、このドラマは群像劇であり、主人公の寅子さんが決して完璧ではなく、失敗したり、間違ったり、うまくいかなかったこともあります。しかし、その中で、少なくとも必死にもがき、また周りのそれぞれも貴重な人生を精一杯生きていっています。寅子さんが大好きですが、他の登場人物一人一人にも、ものすごく感情移入をするというそんなドラマになりました。

優三さんが寅子さんに言います。「寅ちゃんがんばって、でもがんばらなくてもいい、優未の良いお母さんであってもいい」と言います。私はこのセリフに号泣をしました。

正しい生き方や理想的な生き方があって、それに向かってがんばれと言うのではなく、あなたが選んだことを本当に応援するよということです。こんなメッセージ、本当に涙が出るというか、励まされます。

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