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2026.6.8 行政監視委員会での質疑 | 福島みずほ公式サイト(社民党 参議院議員 比例区)

○福島みずほ君
社民党の福島みずほです。
今議論になっている個人情報保護法案の改正法案についてお聞きをいたします。
今回の個人情報保護法の改正はすさまじいもので、統計情報等の作成の場合に限り、氏名、住所を含む病歴、犯罪歴、思想、信条といった要配慮個人情報を第三者が取得するのに本人の同意が不要であるというものです。病院やいろんなところから、生命保険会社や銀行や、結婚情報産業か分かりません、いろんなところに、あるいは就職のいろんな会社、いろんなものが、本当に情報が、本人の名前や住所、そのまま行ってしまうという、同意が要らないという、この問題は極めて重要だと思います。
お手元に配付資料をお配りしています。
二〇二五年、令和七年三月五日、厚生労働省医政局特定医薬品開発支援・医療情報担当参事官室が個人情報保護法における同意規制の在り方について意見を出しております。これは、提供先及び提供元において適切なガバナンスが確保される仕組みとなっているか定かではない、本特例の悪用や濫用を招き、個人の権利利益の侵害にもつながるおそれがある、また、漏えいや不正利用が発生した場合に差別や偏見など個人の権利利益の侵害につながるおそれが大きいだけでなく、顕名のまま、本人の関与なく不特定多数に提供、取得されること自体について、国民が不安感、不信感を抱くおそれがあるってあります。
このとおりじゃないですか。厚生労働省、この意見を述べた思いを言ってください。

○政府参考人(森真弘君)
御指摘の文書についてでございますが、昨年二月に個情委が公表した個人情報保護法の制度的課題に対する考え方についてに記載されていた統計特例に関する内容について、当時の当省の懸念点を個情委に伝えるために作成したものでございます。
その後、個情委と協議を行う中で、ガイドラインの策定の際にリスクに応じた具体的な対応策を明確にすることとされ、これにより、当省の懸念を払拭する方法が確認されたものでございます。
ガイドラインの策定において、実際に当省の懸念を具体的に払拭できるように、厚労省としても主体的に関わって対応してまいりたいと考えております。

○福島みずほ君
ガイドラインはまだできていません。
法案は、まさに厚労省が医療情報がだだ漏れになることの危険性を指摘したとおり、問題点はそのままです、そのままなんです。おっしゃったとおりですよ。医療情報、もちろん犯罪歴やいろんなものもですが、思想、信条、何党支持かとか宗教の支持とか、全部漏れたらどうなるのか。厚労省の懸念どおりで、法案は変わっていないんです。ですから、この法案、極めて問題だと思います。
提供する側に、情報に名前等を含めてはならないという規制を掛けるべきではないですか。

○副大臣(今枝宗一郎君)
本特例においては、開発しようとするAIの内容に照らして、氏名等の個人を特定し得る情報が必要である場合、あるいは、データが構造化されておらず、技術的にこれらを削除することが困難である場合を想定し得ることから、今回の統計作成等の特例においては、提供に際して氏名等を一律に削除することまでを要件としているわけではございません。
ただし、本特例においては、条文上、提供先がAI開発等の目的で取り扱う必要がある場合であることを要件としておりますので、提供先において漏えいした場合のリスクや、提供元において氏名等を削除することの容易性等を踏まえて、客観的に同条件を満たさない場合には、本特例による氏名等の提供はできません。
さらに、統計作成等を行う提供先には安全管理措置や目的外利用禁止等の義務が設けられており、提供されたデータがリスクに応じて適切に取り扱われるための制度的な措置を講じております。
加えて、本特例が導入された場合には、個人情報保護委員会において、本特例に基づく公表の把握等に通じてモニタリングを行い、必要な場合には、取り扱う必要がある場合であるということの要件の該当性や、また、提供先に課される義務の遵守状況等について報告を求め、適切な監督を実施することにより、本人の権利利益の適切な確保、保護をしていくものと承知をしております。

○福島みずほ君
これ、統計処理をするのであれば、カルテやいろんなもの、生の情報をばんって売却するのではなくて、元々の提供元で削除すべきじゃないですか。今の答弁は納得できません。
ここで削除すれば、個人の名前を削除してもらえれば大分安心、というか、私はこの法案そのものを問題だと思いますが、提供先で本当に削除するんですかということも本当に分からないんですよ。
これ、削除できるものであれば氏名は提供元で削除する、これを原則とすべきじゃないですか。

○政府参考人(佐脇紀代志君)
委員御指摘のとおり、提供元から提供できるデータは、あくまでも提供先で統計作成等に用いることに必要なものに限定されてございます。
したがいまして、提供先が、氏名も含めた医療情報の統計というのは多くの場合にはないものと思いますので、必要ではないということになりますので、基本的には、提供元から可能な限りそういう情報は削除した上で提供することが要件になろうかと思います。

○福島みずほ君
統計処理をするわけだから、名前なんかいいわけですよ。だとしたら、病院やあらゆる提供元が、カルテやいろんなものをそのまま売却するのではなくて削除する、今の答弁で、原則として、原則というか、私は削除すべきだというふうに思います。
個人情報保護委員会は、提供先の企業を登録制にすることや審査を行うなどすべきではないですか。

○副大臣(今枝宗一郎君)
まず、一般法である個人情報保護法は、まず、当事者間における自主的な取組によって適正な取扱いが実現されることを重視し、例外的に問題が生じた場合に独立の監督機関が是正をするという事後チェック型の制度となっております。この枠組みは、データ流通を確保しながら適正な取扱いも実現する観点から合理的なものであり、本法案も同様の枠組みにのっとることとしております。
その上で、本特例においては、対象となる統計作成等が個人の権利利益を害するおそれが少ないものに限定しており、まさに、安全管理のために必要かつ適切な措置を講じることが求められ、一定の事項の公表や目的外利用等の禁止が、禁止等が規定をされ、本特例に違反する行為は課徴金の対象となり得ることとされており、個人情報の取扱いに係るリスクが十分低いものになっているため、従来の枠組みと同様に、国による事前の審査や登録制を設けなくとも個人の権利利益の保護が十分に図られる制度となっておるものと考えております。

○福島みずほ君
病歴や犯罪歴や思想信条や、そういうものって物すごくみんなが知りたい情報じゃないですか。病歴なんか、まさに生命保険会社や、いろいろなところが欲しいでしょう、採用する会社も欲しいでしょう。これは、精神疾患や、全部入っていますから。
ですから、一旦企業が悪用した場合、罰則があっても、幾ら課徴金があるといっても、流出した情報は回収不可です。現在でも情報が本当に漏れているじゃないですか。生命保険会社から銀行から、あるいはいろんな教育産業から、あらゆるところから情報が漏れて売買されている、悪用の例なんて山ほどありますよ。だとしたら、一旦漏れたこれ情報どうなるんですか、本人の病歴が漏れてどうなるんですか。全部回収できないでしょう。

○副大臣(今枝宗一郎君)
委員御指摘のような事業者がデータを違法に取扱い外部に流出をさせた場合において、回収が事実上困難な場合もあり得ることから、違反行為を実効的に抑止することが重要であると考えております。
統計作成等に関わる特例に関して申し上げれば、本特例に基づき個人のデータを提供しようとする事業者は、提供先の事業者と提供された個人データが統計作成等のためのみに利用されることを確認し、合意を結んだ上での提供をすることが求められます。
さらに、当該個人データの提供を受けた事業者は、当該個人データを統計作成等以外の目的で利用することや違法に第三者提供することが禁止をされ、また、上記を遵守するための体制等を整備、維持した上でAI開発等を行うことが求められており、これらの違反行為については課徴金制度の対象とすることによって、当該違反行為を実効的に抑止をするということとしております。

○福島みずほ君
個人情報保護委員会じゃなくて、個人情報だだ漏れ委員会ですよ。
企業は情報が欲しい、民民の関係でこちらが売却をする、買ったところは消さないかもしれない、それをまた売るかもしれない、仕事がつらかったら売りますよ、貴重な情報だから。これが本当にひどい状況を招くと思います。
統計情報であっても、AIによる分析で個人行動や心理を予測するプロファイリングに利用されれば、個人の属性と病気や犯罪の可能性などが結び付けられ、サービス拒否などの人権侵害を招きかねません。作成した統計結果を個人に当てはめることを禁止すべきで、新たな差別やプライバシー侵害を引き起こす可能性があると考えますが、いかがですか。

○委員長(芳賀道也君)
申合せの時間が来ていますので、回答は簡潔にお願いします。

○副大臣(今枝宗一郎君)
今御指摘のところにつきましては、いずれも違法となり得るものと考えております。
このほか、個人情報保護法については、まさに個人情報をどのように取り扱われるか合理的に想定できる程度に特定することを求めるということなどなどを、本人の権利利益を保護するための規律が設けられており、御指摘のような悪質なプロファイリングを抑止することが可能だと考えております。

○委員長(芳賀道也君)
時間です。おまとめください。

○福島みずほ君
はい。
悪質なことが山のように起きていて、貴重なデータは売られると思います。病歴などの情報、民民の関係で病院が売却する、それは本当に本人の同意なくやることは危険であるということを申し上げ、質問を終わります。

※本議事録は未定稿です。

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