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2020年5月14日 参厚労委で布マスクについて質問

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201-参-厚生労働委員会-011号 2020年05月14日(未定稿)

○福島みずほ君 立憲・国民.新緑風会・社民党共同会派の社民党の福島みずほです。
今日は布マスクについてお聞きをいたします。
政府は、アベノマスクと言われる全戸配布二枚、それから妊婦用マスク、介護用のマスクなど布マスクにこだわって配布をしています。なぜ布マスクなんですか。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。
厚生労働省としましては、マスクの仕様につきましては、大きく、医療用の必要なマスク、これにつきましては、当然感染防止という観点から、それについての必要な国産増産の要請でありますとか輸入品の確保など努めて、それについて必要な医療機関などについてこれまで配布をさせていただいております。
加えて、布につきましては、飛沫あるいはそれに含まれるウイルス等の病原体の飛散を防ぐという意味で効果を有しますので、このマスクの種類、布製であれ不織布マスクであれ、私どもとしては積極的なマスクの着用を働きかけてまいりました。
とりわけ、布マスクというものにつきましては、洗濯することで繰り返し使用できるという利点もございますし、特に、これまでの過程の中で市中にマスクがなかなか不足し、それに対して不安の声がいただく中で、先ほど申しましたように、医療用マスクについてと布マスク両方確保する中、とりわけ医療機関などについてのマスクについて優先的に確保するという意味では布マスクという形でお願いできるもの、また、その中で、一方で、そうはいっても多くの方々から、マスクが市中から手に入らないということで、非常に不安の声でありますとか感染防止に対して十分なことができないというお声もいただいておりましたので、その時点において私どもとして確保できる布マスクについて配布をさせていただいたなどなどの理由から、私どもとしてマスク全体を確保し、必要なところに必要なものを届けるという基本的な考えの中で医療用のマスク、そして布用マスクそれぞれを確保し、これまで配布をさせていただいたというところでございます。

○福島みずほ君 布マスクもマスクですからもちろん効用はあります。しかし、今おっしゃったように、医療用マスクや不織布マスクの方がよりウイルスを入れないということで優れているわけです。
今、市中には、一枚、かなり安い、三十円、四十円に換算できるような不織布マスクも大量に、大量にではありませんが、普通コンビニやドラッグストアにも、いろんなところにも売っています。なぜ政府が布マスクにこだわるのか。これ、もうやめた方がいいですよ。という話を今日質問していきたいと思います。
妊婦用マスクについてお聞きをいたします。
これまでに何枚配っているのかということを教えてください。今後の予定は、五月中旬から全量百七十四枚ということで聞いておりますが、そうでしょうか。

○政府参考人(吉田学君) 妊婦の方々に対しましては、これまで市町村を通じまして、四月から半年程度にわたって毎月布製マスクを一人二枚ずつ配布をさせていただくという形で取り組んでまいりました。
まずは、四月十四日に五十万枚の配布を開始させていただきましたけれども、一部の市町村からお届けしたマスクに汚れの付着などがあったという報告をいただきまして、これを踏まえ、四月二十一日に布製マスクの配布を一時中断し、また五月一日には、その妊婦の皆さんの不安を払拭するために、私どもとしてそれまでの、市町村に確認作業をいただいておりましたけれども、負担を掛けることがないように、市町村が不要と判断する場合を除いて、その市町村からマスクを国に返送いただき、国において検品をするという形にさせていただいている現状でございます。
お尋ねいただきましたように、これまでの市町村の配布済みの枚数につきましては約四十七万枚という形でございまして、今後につきましては、先ほど申し上げましたように、毎月布製マスクを二枚ずつ配布するという全体の計画の中、私どもとしてはメーカーによるその市町村にお届けする新たなマスクについて十分な検品をさせていただいて、また国においても検品をさせていただいた上で、五月中旬から次の機会として百七十四万枚を配布するということを準備を進めさせていただいているところでございます。

○福島みずほ君 未配布分についてはこれ全量回収中ですが、これ改めて検品して配り直すんですか。

○政府参考人(吉田学君) 先ほど申しましたように、一旦お届けしましたマスクの中に、残念ながら、いわゆる黄ばみあるいは不良品などのものがあり指摘をいただいたところでございまして、国として回収をし、今検品をしております。検品結果を踏まえまして、その先、そのものについてどうするかということについては確認をさせていただきたいと思いますが、私どもとしては、検品によって、お届けするものあるいはお配りするものが不適切なものについてはしっかりと除去をさせていただくように取り組みたいと思います。

○福島みずほ君 四十七万枚のうち一割の四万七千、不良品があったということでよろしいですね。不良品の中身について説明してください。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。
妊婦向けマスク、今御指摘いただきました不具合として私どもに寄せられました報告の内容といたしましては、異物の混入あるいは汚れ、ほつれ、あるいはいわゆる黄ばみとして御指摘をいただいたものがございました。このようなもの、市町村から四月三十日までに御報告いただいたものが件数で申し上げると四万七千件余となっておりまして、これまで妊婦向けに配布をさせていただきました約四十七万について、約一〇%という状況になってございます。
ただ、今この不具合として報告されたものにつきまして、私ども厚生労働省において順次、あるいはメーカーにも御協力をいただいて、その内容、原因等について調査、確認を行っているところでございますが、黄ばみという御指摘をいただいたマスクにつきましては、検査機関で検査をさせていただいた結果、生地本来の色が残っているということでありまして、何らか新しいものが加わったものではないと、そういう意味では利用する上で品質に問題はないというものも、その黄ばみというものについてはそういうことであったという報告を専門機関からいただいておりますが、引き続き、それ以外の不具合というものについて現在調査、分析をしているところでございます。

○福島みずほ君 汚れの中にカビが入るということでよろしいですね。異物混入ってどういうものがあるんでしょうか。なぜ、こういうことが起きたんでしょうか。

○政府参考人(吉田学君) まず、異物混入というものの中には、髪の毛などのようなものが入っていたと事例を私ども報告を受けております。
それから、カビにつきましても、私どもカビとして報告を受けたもの、分析をしております。カビ自身が確認されたもの、あるいはカビ様のもので今現在原因を分析しているもの、それぞれございます。
理由につきましては、今申しましたように、メーカーを含めて原因分析中でございます。私どもとしては、これまでの工程の中においてどこに不具合があったのかについて分析を進めさせていただいて、メーカーに対してはしっかりと今後の生産管理をお願いするとともに、メーカーによる検品など、今後の布マスクの納品に当たっては、しっかりとそごの、問題のないように取組をお願いしているところでございます。

○福島みずほ君 一割に不良品がある、カビがある、異物が入っている、とんでもないと思います。もしこれ一般の消費者問題であれば、全品回収の上、廃棄ですよ。カビって、見えなくてももしかしたら広がっているかもしれないじゃないですか。しかも、今原因究明中でということそのものも、もうおかしいと。衛生マスクじゃなくて不衛生マスクを妊婦さんに配ろうとしたということで、一割こんな問題があったということは、もうこのマスク駄目ですよ、やめた方がいいですよと本当に思います。税金の無駄遣いだし、配って喜ばれないですよ。
それで、資料をお配りしておりますが、四月十八日付けで厚生労働省は、保健所等に対して目視して検査せよとやっているんですね。妊婦用マスクについて目視して検品せよ。保健所は今死ぬほど忙しいじゃないですか、PCR検査などで。保健所でこれ検品せよっておかしくないですか。これに対して自治体から悲鳴が上がりましたよ。いかがですか。

○政府参考人(吉田学君) まず、今の御質問にお答えする前に、委員御指摘いただきました、先ほど申し上げましたように、一〇%という数字につきましては、妊婦用マスクという形でお配りをさせていただいたものに対して市町村からいろいろと御報告をいただいたものの割合ということで先ほど答弁申し上げました。その中には、先ほども申し上げました、黄ばみという形で、それ自身は、私どもの専門検査機関に検査をお願いした結果として、生地本来の色が残っていたもので、利用する上で品質に問題はないものもあった、それが大宗であったということをまず申し上げた上で、中には、数として今ここで正確な数字はありませんけれども、カビと思われるものがあったもの、あるいはカビではないかという疑いが言われたもの、先ほど申し上げたように髪の毛が混入していたもの、そういうのを合わせて一〇%だということをまず申し上げたいと思います。
その上で、今御指摘いただきましたように、とはいえ、最終的に私どもお届けするものに対して妊婦の方々からそのような形での御報告をいただいたこと、大変遺憾でございます。そういう意味で、私どもとしては四月十八日に、お配りいただきましたような通知をもってして、目視による異物の混入を市町村の方にお願いしたところでございますが、市町村の中にはこの業務を保健所の方でやられたということも承知をしており、また、そのような形では、今御指摘いただきました、コロナ感染症対策において大変多忙を極める保健所からこのような業務に対しての御批判の声もあったということを承知しました。
その上で、私どもとしては五月一日に、そのような御負担の声も踏まえまして、国において検品をするということで、市町村が不要と判断する場合を除いて、市町村に保管いただいている布製マスクを国に返送するように改めてお願いをさせていただいたという経緯でございます。

○福島みずほ君 黄ばみは問題ないとおっしゃるけれど、妊婦さんが黄ばみのあるマスクもらったらやっぱり使いたいとは思わないですよ。黄ばみ、どこか倉庫にあったのかしらなんて思って、使いたくないですよ。それ、そういうものを配布したことは問題ですし、それから保健所にやらせたのも問題です。
いろんな自治体に聞きました。保健所で目視をやり切ったところもあるんですよ。どれだけ忙しい中で、この十七日の、四月十八日ですね、済みません、この通達に基づいて保健所が何と妊婦用マスクの検品、目視してやらなくちゃいけない、すさまじい業務ですよ。これをやらせたことの問題点も、本当におかしいと思います。
それで、今度は、そういう批判が出たので国が五月一日以降検品することになったということなんですが、これはどういう形でやっているんでしょうか。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。
また恐縮でございますが、私、先ほどの答弁で黄ばみ自身を是としているわけではございませんで、妊婦の方々が黄ばみを持ったマスクをもってして御不快な思いをされたというものについては市町村を通じて私ども返品対象として受け取っているということは、言葉足らずで申し訳ございませんが、申し上げさせていただきたいというふうに思います。
その上で、今後の国の検品につきましては、専門の検品業者の方に私どもとしては委託をし、検品をお願いしているところでございます。

○福島みずほ君 この検品業者、一社なんですが、人数と費用を教えてください。

○政府参考人(吉田学君) 申し訳ございません。
現在、国における検品、お願いしております専門業者につきましては、一枚一枚、異物混入あるいは汚れの疑いがないかの確認をいただいているところでございますが、私ども、検品業者から報告を受けているところでは、現在、約五百五十人の体制で検品作業を実施していただいております。現時点で、私どもとしては、そのような形での調達について検品費用を今後充てる見込みでございます。(発言する者あり)
失礼いたしました。現時点で、これ予備費での調達の分の検品費用としましては七億余を今見込んでいるところでございますが、最終的には先方からの精算を受けて確定をしたいと思います。

○福島みずほ君 事前には八億、約八億と聞いているんですが、七億、八億、検品に掛かるんです。でも、これ、おかしくないですか。民間だったら、納入する前に業者が検品するでしょう。何で八億ぐらいお金を使って、五百五十人使って、妊婦用マスクの検品を改めてやらなくちゃいけないんですか。これ、おかしいですよ。普通の民間企業が聞いたら激怒するというか、あり得ないですよ。消費者問題からいってもあり得ない。これ、もうやめるべきですよ。
目視だけで、さっき、その目視せよというのを通達を出しているわけですが、カビマスクの排除って目視でできるんですか。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。
まず、国としてメーカーに、済みません、専門業者に検品をしているというところについての御言及がございました。
私どもとしては、先ほども申し上げましたけれども、まずはメーカーが検品まで責任を持つべきという考え方に立ってございます。その上で、今回の事案を踏まえまして、国においても検品を行う、複層的なチェックをするということで更なる品質確保を、確保を図って、今回の一連のマスクの配布に当たって皆様の、国民の皆様の不安の解消につなげたいというふうに考えているところでございます。
それで……(発言する者あり)はい。
検品の内容につきましては、目視ももちろんでございますが、カビにつきましては重さをそれぞれ量っていただくことによって、いわゆる個装されたものについて水分等の重みがないかどうかということもその検品業者における検品の中には行われている、そういう形でカビ自身の、もちろんその製造過程における管理の徹底をお願いしつつも、検品時点においてもチェックをさせていただいているという報告を受けてございます。

○福島みずほ君 私、これ、ちょっと事前に聞いて驚いて、重量を量って水分含有の有無をチェックするというんですが、これでカビの除去ってできるんですか。

○政府参考人(吉田学君) まず、カビの除去に必要な、カビに必要なものとしましては、生産過程における工程管理を徹底していただくということがまず大事だと思いますが、その上で、目視でカビと思われるものははじく。目視をして異状がないものであってもカビに後ほどつながるものがある、これは、専門家の言によりますと、そのもの自身にカビの胞子がある場合と、この胞子がカビになるには水分が必要ということでございますので、そのマスクにおいて一定以上の水分を持っていないということがカビとして成長することを妨げるということでございますので、検品業者からは、水分のチェックをすることによりカビに対してのチェックができるということから、このような検品を私どもとしてはお願いしているところでございます。

○福島みずほ君 これで長く時間取るのはあれですが、カビって、その重量って、そんなに違うんですか。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。
私の言葉が不足していること、申し訳なく思います。
カビ自身の重さではなくて、そこでカビが培養し得るという場合には、その水分が、と、その培地としてのそのものが必要だというふうに伺っております。
その意味で、マスクそのものの重量に水分含有がある場合にはカビになり得る危険があるということですので、徹底をする意味を込めてそのような水分チェックも一緒に行っていただいているというふうに御理解いただければと思います。

○福島みずほ君 水分って、それ何グラム違うんですか。何ミリグラムですか。

○政府参考人(吉田学君) 大変申し訳ございません。今、私、手元において検品に当たってその水分チェックの具体的な目安についての数字は持ってございませんが、検品業者、専門業者に御相談をさせていただき、我々の思いをといいますか、狙いを伝えた上で、カビについてのチェックは目視及び水分チェックということによって効果があるということを私ども報告を受けた上で検品業者の方にお願いをしているところでございます。

○福島みずほ君 いや、もう水分チェックとか聞くと驚きますよ。もうここまで来ていて、カビが生えているものがあったんだったら、全品これ実は、普通だったら廃棄じゃないですか。布マスク、お粗末布マスク物語ですよ。こんなお粗末ないですよ。
それで、事務費や新たな郵送費はどこが負担するんですか。

○政府参考人(江崎禎英君) 御質問にお答えをさせていただきたいと思いますけれども、その前に、先ほど吉田局長からありましたように、今回の布マスクにつきましては、当初、使い捨てマスクが圧倒的に足りないと。その中でどうやって国民に安心感を与えるかということの中で、繰り返し使えるものを何とか調達できないかということで、経済産業省の方であらゆる可能性を追求しました。特に、当時、何とか安心していただくには四月末までに一億枚の布マスクが調達できないかということがスタートでございました。残念ながら、国内には布マスクを生産する能力、ガーゼ等がありませんでしたので、当時、中国にあったガーゼを全て押さえて、何とか四月末までにこの生産をお願いできないかということをお願いしたものでございます。
その結果、例えば中国でありますと二十か所の縫製工場を押さえて、一万人を超える縫い子さん、そして検品体制を整えまして、大車輪で作業を行ったものでございます。できたところ、二十四時間体制で作ってできたものから飛行機で国内に運ぶというオペレーションの中で、残念ながら今回のようにカビがあったと、それからごみが入っていたということがございました。現地検品を行ったんですけれども、最終的には配布の段階で国内検品を行うということなんですけれども、今の……(発言する者あり)はい、分かりました。
で、その中で、カビが生えると、可能性あるとすれば、カビが生える条件になるのは水分、これが重要なので……(発言する者あり)で、カビが生えるというのは、時間的なタイミングからすると、まさに先ほど吉田局長からあったように、原因となる胞子があり、かつそれが繁殖できるような環境がなければカビは生えないと。したがって、その原因となるような、まず目視でカビが生えているものははじくと。その上で、その水分があってカビが生える可能性があるものをはじくと、そういう体制を取ったということでございます。

○福島みずほ君 質問に答えてくれますか。いや、説明を聞くのは貴重な機会なんですが、私の質問は、事務費や新たな輸送はどこが負担するかと聞いたんです。時間が限られているので、答弁に答えてください。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。
まず、今回、布製マスクの未配布分についてメーカーにおいて自主回収も行われております。その部分につきましては、メーカーによる再検品を含めて、費用はメーカーが負担をするという形でございます。また、私どもとして国で検品をする部分につきましては国において負担を、費用負担をさせていただいている。
それから、最終的に改めてそのいただいたものを検品してそのままということがずっと、最初の御質問でありましたように、私どもとしては、改めて妊婦の方に布マスクをお届けする費用については国として負担をさせていただくことを予定しております。

○福島みずほ君 事務費とか郵送費、まだ国が負担するわけですよね。これはもうやめるべきだと思います。
それで、二枚の布マスクもそうですが、ベトナム、ミャンマー、中国からの輸入ということなんですが、資料でお配りしておりますが、このまさに興和、伊藤忠、マツオカコーポレーションに続き、受注先、妊婦用マスクの四社目について出してほしいということを言って、配付資料では最後、ユースビオというのが出て、あっ、配付資料の途中で、四月二十七日付けで、妊婦向け配布された布マスクを製造した企業名としてユースビオというのが出てまいりました。
ところが、このユースビオの関係なんですが、これについて契約書をいただきました。ちょっと今日契約書配っていなくてちょっと申し訳ないんですが、ユースビオとシマトレーディング、この関係、何で売買契約書が二枚になったんですか。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。
三月にこのユースビオ社と契約を凍結をいたしましたが、その締結に当たりましては、このユースビオ社が主に原料の確保と政府への納入をされると。また、今名前の出ましたシマトレーディングが布製マスクの製造、輸入を担当して、両社共同してマスクを輸入、納入するというお話になりました。そのため、私どもとしては、そのユースビオ社、シマトレーディング社とそれぞれ契約を締結したという経緯でございます。

○福島みずほ君 これ、分かんないんですね。伊藤忠もマツオカコーポレーションも興和も、一枚の契約書です。一社なんですね。ユースビオだと言ったのが二つになって分かれていると。
製造はユースビオだとなっているんですが、売買契約書を見ると、三月これは十六日の契約書で三月三十一日までに納めろというので、この原料が、単価五十五円で枚数が三百五十万枚、これがユースビオで、そしてもう一つの方が、売買契約書のもう一つ、シマトレーディングの方は、これは製造となっていて、三百五十万枚、八十円です。
原料と製造って、これ分けているのはどうなんですか。これ、実態に合わないでしょう。何で二社に分かれたんですか。合わせてどっちかと契約するということじゃないんですか。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。
まず、お話ございましたように、先ほども申し上げました二社になりましたのは、ユースビオ社が主に原料の確保と政府の納入、シマトレーディング社が布製マスクの製造、輸入、両社共同して行うということを三月の時点でお話をいただきましたのでこのような契約になっております。それぞれの契約に基づきまして、ユースビオ社が原料については単価を、またシマトレーディング社が製造についての単価という形の契約書になっておりまして、最終的には、一枚当たりという意味では、合わせての価格を最終的にはお支払をした。
ちなみに、この後、四月からも、継続してといいましょうか、四月に改めて契約を結んでおりますが、その際には、ユースビオ社あるいはシマトレーディング社それぞれの間でユースビオ社の一元的な対応ということになりましたので、一社との契約という形になっているところでございます。

○福島みずほ君 それが分からないんですね。
最後をこう見ていただくと、配付資料の三枚目ですが、介護施設用分、令和二年度予備費で契約したときは、ユースビオ、二十九・七億円、一社なんですよ、四月中。
これはもう納入が済んでいるというふうに聞いていますが、なぜ妊婦用マスクのときに二つに分かれたのか。この時点でユースビオは、というか、ユースビオもシマトレーディングも、マスク今まで扱ったことありません。そして、ユースビオの登記簿、定款には輸出入というのは入っていないんですよね。それは御存じでしたか。

○政府参考人(吉田学君) まず、この時点において、ユースビオ社、結果、シマトレーディングとの間で契約を結ばせていただいたものは、先ほど来経緯を申しておりますように、私どもとして、布マスクを配布するに当たり、必要な布マスクを国として確保するためにお声を掛けさせていただいた際に、それに対して応えていただいた中、私どもとしては、その物あるいは全体としての配布契約などを聞かせていただいた上でこの社との間の契約を結ばせていただいたというところでございます。
この時点において、私どもとしては、それぞれの、ユースビオ社及びシマトレーディング社との間でお話合いを進めさせていただく中で、先方のそれぞれの、私はこれをやります、私はこれをやりますということを確認させていただいた上で契約を結び、その後、しっかりと契約どおりに物が納品されているという事実がございます。
そういう意味では、ユースビオ社について、今御指摘はいただきましたけれども、この三月の契約の時点では今お話ございました輸入ということについては結んでおりませんので、私どもとしてはその時点においてこのユースビオ社の契約については、お願いしていました、あっ、輸入じゃない、失礼しました。失礼しました、原料の確保と政府への納入という業務について結んだ契約、ユースビオ社と確認をさせていただいたという経緯でございます。

○福島みずほ君 ちょっと明確に答えてください。
三月の時点でユースビオ社が輸入について定款にない、権限がないということは知っていたんですか。

○政府参考人(吉田学君) 済みません、ちょっと今、私どもとして確認が十分ではございません。
契約内容において、契約を行うに当たりまして、必要な書類の提出をしていただいております。その成約の中で、私どもとしては、今回の契約が適正に行われる相手であることを確認した上で契約を結んだということでございます。

○福島みずほ君 いや、質問に答えてくださいよ。
普通一社なのに、政府が随意契約やるのが二社に分かれている。しかも、原料と製造と分かれるのって、ほかの会社と比べて、ほかは全部一社でやっていますから、何でこれが分割されるのか。実際は、シマトレーディングは通商の部分を担ったんじゃないですか。
つまり、厚生労働省は、三月の時点でユースビオの定款に輸出入がないということを知っていたんですか、知らなかったんですか。答えてください。

○政府参考人(吉田学君) 申し訳ございません、その時点において、定款においてどこまで確認をしたかという情報について今手元にございませんが、私どもとして、先ほど来申しておりますように、ユースビオ社とは、政府の原料確保と政府への納入というところをお願いをした契約を結んだ。シマトレーディング社が確かに製造、輸入ということで、二社で併せて、共同してマスクの輸入、納入するという話になりましたので、最終的な契約はこのような形でございました。
ただ、経緯から申し上げますと、先ほども申しましたように、この時点において、私どもとしては必要な布マスクを確保するために幅広くお声を掛けさせていただいて、それに応えていただいたユースビオ社との間で話を進めさせていただいておりました。最終的に、そのユースビオ社とは物の確保、確認などをさせていただいた上で、契約を結ぶ際に、先ほど申し上げましたように、二社においての役割分担で共同して私どもの方に物を納入していただくというお話をいただきましたので、必要な手続を踏んで、二社と契約をその時点にさせていただいたということでございます。

○福島みずほ君 四月になってユースビオは定款変更の申請をしているんですね。その時点で、輸出入の、定款にないということを厚生労働省が随意契約するときに知っていたか知らなかったか、後日その回答を教えてください。今分かれば教えてください。これ、ポイント、はい。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。
大変恐縮でございますが、三月の契約の時点において定款など含めてどこまでユースビオ社の内容について把握をしていたかについては、現在手元に資料がございませんので、確認の上、させていただきたいと思います。
ただ、重ねて申し上げますように、先ほど申し上げた、ユースビオの間では輸出入についての契約は結んでいないということでございますので、そこにおいては、輸出入については定款についてではない。
また、四月につきましては、ユースビオ社との関係で、ユースビオ社から輸入も含めて一社で業務ができるという申入れがありましたので、それに基づき、私どもとしては、ユースビオ社一社と全体の契約を結ばせていただいたという経緯でございます。

○福島みずほ君 これ、今までずっと聞いていることで、やっぱり三月の時点でないんですよ。取引する相手の随意契約が、輸出入の権限がないということを知っていたんじゃないんですか。だから、この二つに分けさせたと、このことは問題だと思います。
今日は経済産業省にも来ていただいていますが、これは、政府の方から頼んだんじゃなくて、向こうの方から売り込みがあったやに聞いておりますが、それでよろしいんですね。

○政府参考人(江崎禎英君) お答え申し上げます。
御指摘のとおり、今回のマスクの調達につきましては、本年二月以降、地方経済産業局の日常的な業務ネットワークなども駆使しながら、ふだんマスクを製造、輸入していない縫製メーカーや輸入業者などに幅広く声掛けを行ったところでございます。こうした中で、ユースビオ社から、先方から声を上げていただいた、こうした動きに応えていただいた業者の一つでございます。
したがいまして、その中で、たくさん来ている中で、私どもの方で、今、吉田局長からお話のありましたとおり、まずは品質、そして納期、供給能力、この点をチェックすると、これが基本でございます。その上で、まさにちゃんと物が、ちゃんとしたマスクであるのか、ちゃんと納入できるのか、それが時期と量、ここについて確認した上で、価格を確認して厚生労働省にお伝えすると、こういう手続でやってきたものでございます。

○福島みずほ君 これは、向こうの方から連絡があって、三月の段階でユースビオから経産省に対して売り込みの電話があったということでよろしいんですね。イエスかノーだけでお願いします。

○政府参考人(江崎禎英君) 先方からそういう連絡をいただいております、そういう連絡をいただいております。

○福島みずほ君 これ、随意契約としてどうだったのかとか、これだけ妊婦用マスク、問題が出ているわけですから、検品に政府が八億円も掛けるんじゃなくて、もうこれは本当にやめるべきだと思います。
二枚のマスク配布の方についてお聞きをします。
予備費二百三十三億円、補正予算に二百三十三億円で、興和、伊藤忠、マツオカコーポレーションなんですが、これ、資料としていただいていますが、合わせて九十・九億円です。二百三十三億円の中で九十・九億円なんですが、事務費は、これは十九億円、郵送費十四億円と聞いておりますが、じゃ、残りのお金ですね、それについてはどうするんですか。

○政府参考人(吉田学君) 今お話ございましたように、布製マスクの全戸配布につきましては、令和二年度の予備費分あるいは令和二年度補正予算分を含めまして、あっ、失礼、令和二年度の予備費についての二百三十三億円のうち、購入については効率的な執行に努力をいたしました結果として九十一億円の見込みとなっておりますし、また、購入費に加えての必要な郵送料、コールセンター事務費などが、現段階で、今内訳の一部を御指摘いただきましたが、事務費としては四十一億必要になるというふうに私ども見込んでおります。
私どもとしましては、この残り額についてのお話でございますけれども、全戸向けの配布事業の中で適正に執行した上で、それでもなお執行しなかった、要するに残余の予算につきましては、これ感染症対策のための費用という、当該この予算、この予算につきましては感染症対策費の中の健康対策関係業務庁費という費目で計上してございますので、その予算の趣旨、目的等に照らして適切に判断をさせていただきたいというふうに思っております。

○福島みずほ君 予備費二百三十三億円のうち、では、事務費が四十一億円、郵送費が約三千万通分で十四億円ということでよろしいですね。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。
先ほど申しました事務費につきまして、四十一億の中には今ございました郵送費については含んでございます。

○福島みずほ君 じゃ、四十一億円の内訳を教えてください。

○政府参考人(吉田学君) 私ども、今、五月十三日時点までの執行額という形で、まあ正確に言うと執行見込額でございますが、として把握をしている事務費につきましては、印刷、パッキング等の費用として約十九億円、郵送費用として約十四億円、検品で、先ほど七億強と申しましたが、ここでは約八億というふうに言わせていただきたいと思います、先ほどの七億強というのも八億という形で、四捨五入の関係もございますが、申し上げさせていただいた上で、検品費用が約八億、コールセンターなどに掛かっておりますそれ以外の諸経費が約〇・六億ということで、計約四十一億、今執行を見込んでいるところでございます。

○福島みずほ君 不良品の割合はどれぐらいですか。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。失礼いたしました。
全戸向けマスクにつきましては、これまで配布いたしましたマスクの中で、それぞれ配布先から指摘をいただいて返送があったマスク、そして、それを私どもの方で検品をさせていただいて、先ほど申し上げましたように、異物の混入があるなど不良品と認めたもの、五月十二日時点で十二枚というふうに私ども把握をしてございます。

○福島みずほ君 十二枚ということですと、十二枚なんですね。どうして妊婦用マスクは、同じ企業がかなりダブっていますが、大量にあって、こちらはないんですか。

○政府参考人(吉田学君) お答えさせていただきます。
二つ考えられるかと思います。
一つは、全戸配布マスクにつきましては、ここを今配布をさせていただいているところでございますので、妊婦用マスクのときの経験から申し上げますと、配布をしてある程度時間がたってからこれはどうだろうかという御指摘をいただいて私どもの方にお話をいただく、また、それに基づいて私どもの方から返送をお願いして、返送をさせていただいて確認をするというところで若干のタイムラグが出ますので、先ほど申し上げました十二枚というのは五月十二日時点で私ども不良品として認められるものということでございますが、今後、御照会をいただいたり、あるいは物を送っていただいて私どもが確認すれば、この数字はこれから十二よりも増えることは予想されるということが一点でございます。
それと、二つ目につきましては、妊婦マスクとの関係で、これは、妊婦マスクについての不具合について今原因分析をしている過程でございますので、それがしっかり解明されてから申し上げるべきものかと思いますが、これまでの私どもの分析の中で把握をしているものにつきましてで申し上げますと、非常に限られた時間の中で製造工程管理をしている中、それぞれ製造工程管理について若干の甘さがあったのではないかということを私どもとしては現時点で想定をして分析をしているところでございます。
全戸向けマスクにつきましては、先ほど申しましたように、妊婦マスクのときの経緯も踏まえまして、検品の充実、あるいはメーカーに対する製造工程過程に対してのしっかりとした対応、メーカー自身としての検品についても取組を求めているところであり、その上での全戸配布マスクを行わせていただいているという状況でございます。

○福島みずほ君 補正予算についての二百三十三億円の分は、受注先は興和、伊藤忠、マツオカコーポレーション、この三社で同じだというふうに聞いているんですが、これはもう契約金は払っているんですか。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。
国の取引というか、契約といたしまして、契約については結んだ上で、最終的な出金、お金の払っているのは、最終的なものを確認してプロセスを踏んでということで、現時点においては出金していないものと思います。

○福島みずほ君 失礼しました。補正予算の方は、興和とマツオカコーポレーションは契約締結済みで伊藤忠は準備中と聞いておりますが、それでよろしいんですね。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。
今のお尋ねですが、先ほどの答弁は、私、若干不正確でございました。今お話ございました三社の中で調整中の部分、契約が調整中の部分もございますので、全て契約が結ばれているわけではございません。

○福島みずほ君 というか、契約はまだなんですか。

○政府参考人(吉田学君) お答えいたします。
今私どもとしてはその三社との間で契約手続を進めておりまして、契約のできているもの、まだ契約の途中のもの、ございます。

○福島みずほ君 一億三千枚を五月中に配るって無理じゃないですか。しかも、まだ五%、四%しか配っていないんです。だったら、もう布マスクやめたらいいですよ。不織布マスクも大量にというか、まあ出てきている。これ莫大なお金掛けて、四百六十六億円掛けて、もう検品もやってやらなくちゃいけない。もうこれはやめたらいいですよ。莫大なお金を掛けて、本当にこのことを税金使うべきときでは本当にないと思っています。
もし補正予算の二百三十三億円、まだ契約協議中ということであれば、もうこれやめて、布マスク以外に貴重な税金を振り向けるべきだということを申し上げ、これもう本当にやめてくださいということを申し上げ、私の質問を終わります。

○政府参考人(吉田学君) 申し訳ございません。
先ほど私の答弁が不正確で、正確に補正をさせていただきます。
補正予算の部分につきましては、興和とマツオカコーポレーションとの間には既に締結を、契約は締結しているという事実、正確に申し上げます。失礼いたしました。

○福島みずほ君 終わります。

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