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参議院 永年在職議員表彰 謝辞全文 | 福島みずほ公式サイト(社民党 参議院議員 比例区)

今日は、参議院の本会議で25年の永年在職表彰を受けました。それに対して謝辞を述べたものです。ぜひ読んでください。

 

院議をもって永年在職議員表彰をしてくださることに心から感謝をいたします。心温まるご祝辞をくださった関口昌一議員会長、本当にありがとうございます。また、同時に表彰される櫻井充議員、福山哲郎議員、鶴保庸介議員、本当におめでとうございます。

 

議員生活25周年の表彰、本当に嬉しいです。全力で支援し、支えてくれ続けている夫と娘に、まず感謝をいたします。本当にありがとう。そして、現在の秘書を始め歴代の秘書の皆さん、ありがとうございます。党員のみなさん、友人、スタッフ、ボランティア、支援者の皆さん、投票してくださった皆さん、すべての人たちに心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。元気に活動し続けることができるのは皆さんのおかげです。心から感謝をしています。

 

私は1998年当時の社民党党首であった土井たか子さんから、「これから五月雨のように有事立法が出てくる。そんな国会で一緒に頑張ってほしい」「憲法9条を変えさせないために国会で一緒に頑張ってほしい」と言われ、立候補を決意し、参議院議員になりました。

日本国憲法を生かし、平和と基本的人権を実現する、政治は人を応援するためにあると言う思いは全く変わっていません。

国会は国権の最高機関であり、唯一の立法機関です。とりわけ参議院は、腰を落ち着けて立法できる素晴らしい場所だと思います。国会の中で、超党派で様々な議員立法をしてきたことが最大のやりがいです。

 

参議院にかつて共生社会に関する調査会がありました。その調査会で、超党派で女性たちで力を合わせ、DV防止法を作り、2002年施行になりました。みんなで法律を作った事は大きな喜びでした。参議院法制局や調査会の職員、役所の皆さんが本当に尽力をしてくださいました。

 

大変敬愛する参議院議長の尾辻秀久議員をはじめ多くの超党派の議員のみなさん達と様々な議員連盟で法律を作り、政策を作ってきた事は本当にやりがいがあり楽しいことでした。議場にいらっしゃる皆さんに心から御礼を申し上げます。

2009年9月に成立した民主党、社民党、国民新党の連立政権で、男女共同参画担当大臣、消費者担当大臣、少子化担当大臣などを務め、大変やりがいのある毎日を送ることができました。

 

私が作りたい社会は、全ての子どもが自分のやりたいことに挑戦することができ、全ての人の尊厳が守られる社会です。全ての人に生存権と平和的生存権が保障され、全ての人に憲法13条が保障する個人の尊重と幸福追求権が保障される社会です。日本が戦後77年間戦争の当事者にならなかったのは憲法9条のおかげだと考えます。

 

法の支配がある社会は、最高法規としての憲法が守られ、生かされる社会です。法の支配、民主主義、基本的人権、自由、平等、平和が危うくなっている今、憲法尊重擁護義務を持つ国会議員の一人として、皆さま方と邁進していく所存です。

 

ところで、この25年永年表彰を参議院で受けた人は、今まで81名で、女性は6名です。7%であり、私は、7人目です。衆議院は、451名のうち女性は6名であり、1.3%で、男性が99%です。あまりに女性が少ないといわざるを得ません。

 

女性が意思決定の場に進出することで政策の優先順位が変わります。男性中心社会を補強強化するのではなく、男性中心社会を変えていくことが必要です。

この社会が、ジェンダー平等で、LGBTQ、障害のある人を含め多様性のある社会になるようにと思います。そして、この国会もジェンダー平等で、多様性のあるものになる必要があると考えます。

25年が経ちましたが、未だに若葉マークをつけて走り回っているような状況です。

 

これからも研鑽を積み、頑張るという決意を申し上げ、この場所をお借りして、心からの御礼を申し上げます。

ありがとうございます。

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