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予算委員会 平成22年10月15日

176-参-予算委員会-3号 平成22年10月15日

○福島みずほ君 国会で何もしない、これが一番良くないと思うんですね。これについては進むように、さっきの捜査の可視化、証拠開示もそうなんですが、有言実行になるようにきちっと言ってまいります。
 次に、十八日から生物多様性会議が名古屋で開かれます。生物多様性は本当に大事です。それで二つお聞きします。
 山口県の上関原子力発電所で、海を埋め立てて原子力発電所を建設するということが今まさに進められようとしております。これは、日本にしかすまない様々な生物、カンムリウミスズメ、スギモク、ナメクジウオなどいまして、またスナメリもすんでいます。内海、瀬戸内海の本当にきれいな内海の、本当に奇跡の海と言われる、生物多様性にとって大事なところです。まだ原子力発電所の許可が出ないにもかかわらず埋立てがどんどん進められようとしている。海、埋め立てたらもう終わりなんですよ。
 同じように辺野古も、サンゴ礁がある、そしてジュゴンがすんでいる、自然保護協会の最近の調査でも、海草類がいっぱいある、三百六種類の生物、サンゴなどいっぱいある、これも辺野古の海です。共通項は、海を埋め立てて希少動物、生物多様性を破壊するということです。
 総理、日本が生物多様性会議をやるわけですが、海を埋め立ててこれを破壊するようなことであれば生物多様性会議を主催する日本は資格がないと思いますが、いかがですか。

○国務大臣(大畠章宏君) まず、上関の原子力発電所について御答弁申し上げたいと思います。
 この御指摘の上関原子力発電所については電力需給対策上重要な電源であると認識しておりまして、重要電源開発地点にも指定しておりまして、その意味で政府としては建設を期待しておるところでありますが、同時に、福島議員から御指摘のように環境の問題をどうするんだと、こういう御指摘でありますが、環境の適合性、それから供給の安定性、経済の効率性を同時に満たすことが必要であると考えております。
 そういうことから、私どもとしては、この建設による環境影響の配慮は重要でありますし、上関においても同様でございます。したがいまして、工事中においても新たに希少な動植物が確認された場合は、専門家の意見を聞きつつ、これらの種の生息・生育環境に対する影響が最小限となるよう適切な保全対策等を講ずることを勧告いたしました。事業者はこの勧告を踏まえた評価を提出しており、適切な環境影響評価がなされているものと考えております。
 経済産業省といたしましては、これまでのところ、中国電力は環境影響評価書に従い環境影響に配慮した形で計画を進めているものと考えております。引き続き、中国電力が環境保全に万全を期して計画を進めることを期待しております。

○福島みずほ君 その環境影響評価の割合が非常に狭いんですね。しかも、原子力発電所の設置許可が出ていない前の段階で埋め立ててしまうと、もうそれは取り返しが付かないと。
 今、ここは内海、瀬戸内海は国立公園ですから貴重な様々な生物がいる、埋め立ててしまったらもう終わりだと。私は、これは今埋立てを強行しないでほしいということを強く要望したいと思いますが、いかがですか。

○国務大臣(松本龍君) お答えします。
 福島委員が生物多様性の問題について高い見識を持っておられてCOP10について触れていただいたこと、心から敬意を表したいと思います。
 今、大畠大臣が言われたとおりでありますけれども、普天間につきましては、まさに公有水面埋立てと飛行場建設という環境アセス法の中での枠組みがありますけれども、実は今回の件につきましては、沖縄県知事が免許等権者であって環境大臣が権限がないということになりますんで、しっかり今の生物の多様性の保全に向けて注視をしていきながら、期待をしていきながらちゃんと見ていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

○福島みずほ君 海を埋め立てたら、サンゴもジュゴンもそれから上関のいろんな、カンムリウミスズメやスギモク、スナメリ、ナメクジウオやいろんなものが破壊されるということなんです。生物多様性ということはそういう大事な環境を守るということじゃないですか。埋め立てたらもう終わりだというふうに思うんです。
 環境大臣、経産大臣にもっと言ってくださいよ。あるいは菅総理、故郷の山口県、瀬戸内海の海って分かるでしょう。どうかこのことについて、ちょっとまだ設立許可がないときに埋立てを強行するな、そう是非言ってくださいよ。どうですか。

○内閣総理大臣(菅直人君) まあ私はかなり古い時期ですが、石垣島の白保というところに飛行場が、サンゴ礁の上に造るというのを一年生議員のときに反対で出かけて、四十年、いや三十年たちまして、陸上部に変わったこともあります。そういった意味で、海を埋め立てることが多くの生物を殺してしまうという可能性が大きいことはよく承知をいたしております。
 この個別の上関について、今経産大臣からもお話がありましたが、一定のルールの下で進められているわけでありまして、そのルールの下で行われることの中で、しっかりとこの生物多様性の維持にも十分な配慮をして判断がされることを望んでいきたいと思います。

○福島みずほ君 いや、非常にがっかりです。日本は生物多様性会議の議長国で、やっぱり成果を出さなくちゃいけない。これ、でもサンゴ礁をつぶす、ジュゴンがすんでいる海をつぶす、瀬戸内海の海に原子力発電所を建てて、希少動物がいるのにつぶしていく、これを聞いたら本当にみんながっかりしますよ。こういう強行をさせないのが政権が替わったという意味だというふうに私は思っています。今のままの状況では、日本政府が生物多様性会議の議長国をやるのにふさわしくないと、資格はないということを申し上げます。
 総理、最後に一言。前回の予算委員会で武器輸出三原則について堅持するということを答弁していただきました。今回の予算委員会でそれを見直すかのような関係大臣からの発言に私はショックを受けています。
 菅総理、この武器輸出三原則は堅持する、その心意気と、ここで平和で頑張らなかったらどうなるんですか。菅さん、決意をしっかり示してください。

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